自分は勉強は苦手な方だと思ってたんですけど、今はすごく楽しく勉強してます。(高橋)

わがままでもいいから、自分でやりたいことを学ぶのがいいと思います。(根本)

学長インタビュー、そしてカリキュラム紹介とデジタルハリウッド大学の特色ある学びをご紹介してきましたが、今回は大学生活をよりリアルに感じていただくべく、在学生のお2人にインタビューをさせていただきました。

高橋さん3DCGアニメーションが得意な2年生。得意分野を実践できるCGサークル「Mont Blanc Entertainment(以下:モンブラン)」での活動に意欲的です。最近はwebや映像など新しいことを学ぶのがとても楽しいとのこと。

根本さんwebとビジネスを志しつつ、アニメーションに興味がある1年生。
多彩な興味に忠実に多くの授業を選択し、忙しい日々を送っているそうです。2年生での留学に向けて、着々と準備を進めています。

デジタルハリウッド大学での学生生活

水上:まずは、授業について話してもらえるかな?

根本:イチオシの授業はメディアアートです。制作物を1週間で企画、制作する夏休み限定の集中講義です。今年は、大学から大学院まで様々な学生が少人数のチームを組んで取り組みました。

大神:どんなものを制作したんすか?

根本:僕のチームでは作品名「相対性理論」というタイトルで。オキュラスリフトを使って、VR空間内に見渡す限り時計がある作品を作ったんです。時計の針の音がする空間で、一つ一つの時計が進む速さが違ったり、逆に進んでいたりすることで、時間感覚への問いかけを表現しました。

水上:作品中のモデルも自分で作った?

根本:はい、Unityと、あとはプログラミングで。

大神:もともとそういう制作経験とかあったんすか?

根本:いえ、Unity自体、この授業を受けてから初めて触ったので、相当ハードでした。

大神:そ、それで1週間で作品完成させるとか、めちゃめちゃハードっすね……

メディアアートの授業について、詳しくはコチラ!

授業概要

根本:実は、高橋さんも所属している「モンブラン」というCGサークルに所属していて、そこで少しは経験があったので、なんとかなりました。

水上:サークル活動といっても、授業と分野がかぶっているんだね。

高橋:たしかに、サークルというより塾みたいなところがあると思います。授業で習ったことを復習したり、実践することを目的としているので、サークルの中で課題が出たりします。

大神:意識高いっすね……それって顧問の先生とかいたりするんすか?

高橋:顧問の先生もいますが、先輩から教わることが多いです。

水上:そういったサークルに入るきっかけはどうなんだろう? 新入生に対して勧誘があったりするのかな?

高橋:新入生歓迎会での勧誘もありますけど、私は大学に入ってCGに興味があることを先輩に話したら、CGをやるならCGサークルに入った方がいいと勧められました。

根本:僕の場合はもともとアニメーションが好きで、最近はアニメにCGは欠かせないので、それを学びたいと思って入りました。ただ、今はCGを極めるというよりは様々な分野を学ぼうとしていて、ちょっとお休みしているところはあります。

CGサークル「Mont Blanc Entertainment」について、詳しくはコチラ!

週1で、授業の課題発表や自主制作の進捗などを行っているサークル。
毎年、文化祭には、1年生はムービー制作、2年生は静止画制作と作品を作っています。

公式Twitter

水上:モノづくりの現場であったり、それをビジネスにしていく方向であったり、普通の大学であればまったく違う学部に在籍することになりそうな2人が、1つの学部で共に学んでいるというのはやはり特徴的だと感じるよ。とはいえ、選択する授業の違いなどで友人関係や先輩後輩の関係は徐々に同じ分野で固まっていったりするのかな?

高橋:人にもよると思いますが、学校行事に積極的に参加すると、分野関係なくいろいろな人と知り合えると思います。

根本:僕はダンスやイベントの企画をする「TED.」というサークルにも所属していて、出演から裏方、制作まで全部、サークルメンバーで手掛けています。サークルメンバーの中には、学祭やハロウィンパーティの運営にも関わっている人もいます。

ダンスサークル「TED.」について、詳しくはコチラ!

年に4回ある学内イベントに向け、ストリートダンス、アイドルのコピーダンス、ヲタ芸などを踊ったり、外部イベントも開催している、アクティブなダンスサークル。

公式Facebook

大神:ハロウィンパーティって超気になる! 仮装とかしちゃうんすか?

高橋:学長がダンブルドアをされるというので、それじゃ生徒もハリー・ポッター系でいこう、みたいな年もありました。自由に仮装する年もあります。その日は日中の授業を受けた後、放課後に着替えて、夜、パーティをするんです。

ハロウィンパーティについて、詳しくはコチラ!

ハロウィンパーティ2017 開催レポート

大神:実は、デジタルハリウッド大学の学校生活に関してちょっと気になることがあるんすよ。授業を取るのに「ポイント抽選制度」があるって聞いたんすけど……?

高橋:1人の学生に300ポイント割り振られて、それをやりくりして授業の希望順位をつけるんです。人気のある授業は定員オーバーしてしまうので、ポイントの高い、やる気が高い人が受講できるようになっているんです。

水上:実践的な授業が多いからこそ、受講可能人数に限りがあるんだね。単純な抽選よりは思いを示せるから公平に見えるよ。

大神:カリキュラム取材してても感じたんすけど、ほんと面白い授業や魅力的な先生がいっぱいだから、大変っすね。ちなみに、だいたい希望通りに取れてますか?

高橋:やっぱり取れる時と取れない時はありますね。

水上:授業をどれだけ受けるか、スケジューリングも重要だよね。

根本:そうですね、僕の場合はとくに最初、授業を詰め込みすぎて苦労しました。

高橋:授業内で終わらない課題が毎週でるような授業も多いですし。

根本:課題の〆切を守るのはプロになるために必要なことだから、厳しく見る先生が多いです。

高橋:先生も業界で活躍されてる方が多いので、課題を見るのも大変だと思うんですが、しっかり見てくれていると感じます。

大神:人気のある授業ってあるんすか?

高橋:1年生の時に、CGやアニメなどのベースになるデッサンの授業が人気だと感じました。

水上:学年の中で興味のある分野は分かれているのかな?

高橋:私の周りでは、webが多いですね、CGよりwebの方が多いくらいです。

根本:1年生の間に徐々に方向が固まってくる感じです。最初はCGをやってみたい人が多いんですが、そこから実際に一通り経験することで向き不向きを実感して、映像やwebに分かれていくんです。CGが好きと一口で言っても、それが具体的にどんな興味なのか、本当にやりたいのは何なのかわかってくるから。

大神:1年生は必修が多いんすか?

根本:いろいろな分野を一通り学ぶための必修もありますし、あとは英語ですね。1年生は半分くらい必修です。

高橋:学年が上がると必修がどんどん減るので、自分でスケジューリングしていきます。

水上:最初は幅広く学んで、その中で興味関心を絞り込んでいけるようになっているんだね。

大神:英語の授業について詳しく聞かせてください! 学長にインタビューさせてもらった時も、英語力の重要性を強く言ってたのが印象的なんすよ。

高橋:英語の授業めちゃくちゃ多いです!

根本:1年生はけっこう大変です……20単位は確実にあります。文法を学ぶEAP、プレゼンテーション技術を学ぶプロダクション、英会話のコミュニケーションの3つに分かれています。

高橋:ネイティブスピーカーの先生の方が多くて、授業で英語を浴びせかけられて徐々に耳が慣れていくというか……私は高校の時に英語が全然できなかったんですが、苦手なりにこれだけ授業を受けたら、だいぶ英会話もできるようになってきました。英語のクラスは習熟度別でSA~Eまで6クラスに分かれているんですよ。

根本:クラスが上がる人もいるので、やる気があれば伸びると思います。

高橋:先生との交流が楽しくて、英語ができるようになる人もいますね。好きなゲームの話をしたり、すごく距離が近いので。

水上:在学中の留学もあると聞いたけど?

高橋:留学は2年生の夏から3年生の夏なので、留学を考える人は1年生のうちから準備します。

根本:そうなんですよ。僕は申請を出す予定です。大学の協定校の語学留学、専門留学に関しては短期、中期、長期を選んで行く形になっています。技術を海外で学ぶ留学もあるんですが、英語のレベルで制限があるので、僕は語学留学の予定です。単位互換制度があって、授業料も日本の授業料を充当してもらえるので、すごく行きやすいです。

水上:大学でアルバイトを紹介してもらったりもするそうだね?

高橋:はい、就職のサポートをしているキャリアセンターから学生全員にメールで知らせてくれたり、アルバイトしてる先輩から誘われたりもします。

水上:それはクリエイティブなアルバイトが多いのかな?

高橋:そうですね。

大神:実際アルバイトしてるんすか?

根本:僕は授業を多く取りすぎて、サークルの活動も忙しいので、いつかやってみたい気持ちはありますが…。後輩が入ってきたら注意したいです……授業とサークルとアルバイト全部はキツいって……!

大神:そ、それは大事なメッセージっすね……!

根本:でも、有給のインターンシップはやってみたいです。企業ゼミという企業とつながる授業があって、そこで機会をもらったweb制作のインターンシップは留学前にやってみたいと思っています。

高橋:私は先輩の紹介でインターネット番組の制作のアルバイトをしています。CGとは関係ないんですけど、今まで触ったことがなかった映像系のソフトを使う経験にもなっています。

デジタルハリウッド大学を選んだ理由

水上:2人はどんな高校生だったのかな?

高橋:普通ではあったと思います。あんまり勉強は得意じゃなくて、授業中もよく絵を描いてました。文系理系でいうと文系です。

根本:僕は進学校で、能力的には文系だったと思うんですが、興味があって理系を選んでいました。

水上:進路はいつ頃意識した?

高橋:私は高校3年生の夏にようやく意識し始めたくらい遅めでした。夏休みにオープンキャンパス行かなきゃとなって、いろいろ行ってみたんです。ただ、国語とか社会とかそういう方向の学問にあまり興味を感じられなくて……当時グラフィックデザインに興味があったので、そういうことを学べる学校はないかな、と探していたらデジタルハリウッド大学と出会いました。

水上:ということは比較の対象は美大だったりしたのかな?

高橋:そうですね、美大とか、あとは専門学校も検討しました。一番の決め手はオープンキャンパスで受けた授業の楽しさです。他の大学はデッサンとかアナログでの体験授業が多かったんですけど、デジタルハリウッドの体験授業はPCを使っていて、新しくて楽しくて。こんなことを大学で学びたいと思ったんです。

大神:根本さんは進路、どうやって決めたんすか?

根本:僕は高校卒業してからいろいろあって、一度就職しました。ただ就職先が向いてないな、という思いもあって……この後自分の人生をどうしようと考え始めたんです。これからはITやデジタルの時代だから、むしろ自分が好きなアニメーションは成長産業になるんじゃないかと思って。ちょうど知人にデジタルハリウッドの社会人向け専門スクールで講師経験のある人がいて、その方にデジタルハリウッド大学を勧められたのがきっかけです。

大神:オープンキャンパスはどうだったっすか?

根本:秋葉原文化の研究をされている梅本先生の体験授業を受けて、こういうことが学べる学校は他にないなと感じました。「こうでなければ」「こうしなければいけない」、という固い考え方ではなくて柔軟だったのも魅力的でした。

水上:デジタルハリウッド大学に求める学びがあると感じた?

根本:アニメーションを世界でビジネスにしてみたいという夢はあったんですが、それを実現するには自分には語学力も、知識も業界の知り合いもあまりにも足りないとわかっていて。それが学べる場所、つながりを作っていける場所としてデジタルハリウッド大学に魅力を感じましたね。

大神:高橋さんは将来の夢とかどうなんすか?

高橋:今まさに迷走中です……3年生の夏でゼミを決めるんですけど、今はCGだけでなく新しいことを勉強したくなってきているんです。webデザインとかグラフィックデザインをちゃんと学びたいという思いが強くなってきていて。そんな時期なので、将来の夢はまだ考えられないんですけど、そうやって様々な分野を学んで自分のスキルを多彩にしておくことで、いざ将来の進路を決める時の選択肢を広く持っていたいと思っています。

水上:選択肢を広げるという考え方はいいね。根本くんはさっきの話からすると、ビジネスが目標ということだけど?

根本:もちろん自分で手を動かして作る授業も取っているんですが、そういった経験も踏まえて、やはり日本のアニメーションを世界に広げるビジネスに興味があるな、と感じています。それこそ、日本語ならではのニュアンスを活かした外国語吹替や、アニメーションの舞台になった日本の地方をめぐる聖地巡礼なんかも、世界に広げていける可能性があると考えています。

大神:世界にしかけてこうって心意気、いいっすね!

未来のデジタルハリウッド大学生へのメッセージ

水上:いろいろな話をありがとう。それじゃあ最後に、オープンキャンパスにやってくる受験生に伝えたいことを聞かせてくれる?

高橋:英語の授業に力を入れていることはちゃんと伝えたいです。習熟度別という安心感もあるけど、思ったより英語の授業が多かったので。

根本:ほぼ毎日2コマずつ英語の授業があるくらいです。留学についても、1年生のうちから考えて、英語を頑張る必要があることは伝えたいですね。

高橋:それから履修登録についても……!

根本:ただの抽選制よりは意欲をポイントで示せるのはいいことだと思います。授業を取りすぎてモチベーションを維持するのが難しいこともあるんですが、いろいろな分野の違う仲間がいるのもポイントで、刺激を受けて自分もがんばろうと思えることがあります。

高橋:CGや映像はチームでの制作が多いので仲間の力は大切です。互いに鼓舞できる関係が作れるのが魅力です。

根本:僕の夢もそうですけど、いろいろな人とつながれることがお互いに将来の助けになると思います。新しいことを知ることで自分の考え方が変わったり、ビジネスにつながるかもしれない新しい発想が生まれたりするとすごく楽しいです。

高橋:分野を越えて仲間ができると、たとえば映像系、CG系、web系が集まって作品作りができる無敵のチームになったりしますよ。

大神:2人ともキラキラ輝いてるっすね! 高校生の時、自分たちがこんな大学生になるって想像できてたっすか?

高橋:いえ、まったく! なんとなく大学生って遊んでるイメージがあったし、自分は勉強は苦手な方だと思ってたんですけど、今はすごく楽しく勉強してます。

根本:僕は高校生の時は進学校だったんですけど、なんのために勉強するのか悩んでしまって……とりあえず将来の可能性を広げるために、とにかく学部学科を決めて大学を受験するという道に進んでいいのかなって。興味の幅がすごく広かったので、どうやって専攻を決めていいかわからなかった。

高橋:私も、途中で興味や関心が変わったらどうするんだろうと思ってましたね。

根本:わがままでもいいから、自分でやりたいことを学ぶのがいいと思います。それが就職につながればそれでいいし、そういう仕事がないなら起業したっていい時代だと思います。

水上:2人とも高校生の時から自分のやりたいことがわかっていたんだね。だけど、中には自分が何をやりたいのかわからないという高校生もいるんじゃないかな?

根本:たぶん見つけ方はあると思います。

高橋:やりたいことを見つける努力は必要なのかもしれません。

根本:アニメ見たりとか漫画読んだりとか、そういう自分が好きでやっていること、ライフワークを見直したらいいと思います。それでも見つからなければ、ちょっとでも興味のあることを試してみればいいと思います。

高橋:親とか先生は圧力をかけてくるかもしれないけど、好きなことを好きなだけやってみるのがいいと思います。

終わりに

大神:いやぁ……なんか、すごい話が聞けたっすね。

水上:学長が話していた大学の学風をまさに体現するような2人だったな。

大神:大学1年生や2年生であんなに自分のやりたいこととか、やるべきこととか、はっきり考えてるのってすごすぎるっすよ。

水上:それでいて、2人ともリラックスして楽しそうで、自然体だったのが印象的だ。今回のインタビューを通じて、デジタルハリウッドらしさを肌感覚で届けることができると確信したよ。

大神:うっす、いい記事にするっす!